高機能ワークチェアの代表格として人気の「バロンチェア」。
国内有名メーカーの一つであるオカムラが手がけるチェアであり、スタイリッシュなデザインと快適な座り心地を兼ね備えていると評判です。実際に多くのオフィスや在宅ワーク環境でも採用されており、その信頼性は高いといえるでしょう。
しかし一部では「疲れる」「後悔した」という声も見受けられます。決して安くない買い物だからこそ、購入前に不安な点をクリアにしておきたいところです。
この記事では、バロンチェアで「後悔した」と感じる理由を深掘りしながら、実際に疲れやすいと言われる原因や、使用感のギャップに繋がるポイントを詳しく解説。さらに、他モデルとの比較や、中古購入時の注意点もあわせて紹介します。
バロンチェアには背もたれや座面にメッシュ素材が採用されています。
メッシュは通気性が良く、適度な反発によって身体をしっかり支えてくれるのが大きなメリット。長時間座っても蒸れにくく、作業中も快適さを保ちやすい点が高く評価されています。
しかしその一方で、柔らかいクッション性を好む人にとっては、「硬い」「反発が強すぎる」と感じてしまうケースもあります。
とくにゲーミングチェアやソファのような“ふかふか”した座り心地に慣れている方は、バロンチェアの張りのある感触に違和感を覚える可能性があります。
なお、バロンチェアでは背もたれを2種類のメッシュ素材から選べるほか、座面に関してはメッシュだけでなくクッションタイプも選択可能です。後悔したくないという方は、できるだけ実際に座ってみて、比較することをおすすめします。
バロンチェアの座面幅は495mmと、ややコンパクトであるのが特徴です。このため、体格が大きめの方や、肩幅・腰回りにゆとりが欲しい方にとっては、「窮屈」「フィットしない」と感じることがあります。
実際、同じオカムラ製のシルフィーやコンテッサ セコンダ、あるいはハーマンミラーのアーロンチェアなどは、座面幅が510mm以上の設計が多く、座ったときの広さに明確な違いがあります。
購入後に「サイズが合わなかった」「もっとゆったりした椅子にすればよかった」と後悔する人も少なくありません。
特に身長180cm以上や体格ががっしりしている方は、事前にサイズ感をしっかり確認することが重要です。
バロンを自宅へ持ち帰ったため、久しぶりに普通のオフィスチェアで仕事。ヘッドレストがないのはやっぱり疲れる。
— Kengo SAKAI (@kengon) December 21, 2010
バロンチェアは、ローバック・ハイバック・エクストラハイバックの3種類から選べる仕様になっており、それぞれにヘッドレストの有無が異なります。ヘッドレストが標準装備されるのは、エクストラハイバックのみです。
このため、購入後に「やっぱりヘッドレスト付きにすればよかった」と後悔するケースも。特に、長時間の作業やリクライニング時に首のサポートが欲しい方には、ヘッドレストの有無が快適性に直結します。
さらに、ヘッドレストには可動タイプ(角度調整可)と固定タイプがあり、それぞれ使い心地が異なります。
「首の位置に合わない」「可動式の方がよかった」といった不満が出やすいポイントなので、事前に確認しておくのがベストです。
また、ランバーサポートやハンガーの有無も選択項目の一つ。細かな違いを知った上で購入しないと、後悔する原因となるので注意しましょう。
バロンチェアには、オカムラシルフィーやアーロンチェアにある前傾機能がありません。そのため、長時間の作業中に前かがみになると、支えが足りず疲れやすく感じることもあるでしょう。
特に前傾姿勢での作業が多い方は注意が必要です。
バロンチェアは多機能かつスタイリッシュなデザインで人気を集めていますが、実際に購入したユーザーの中には、「思っていたのと違った」「もっと自分に合った椅子があったかもしれない」と感じた声もあります。
以下は、バロンチェアに対する代表的な後悔の声です。
やっぱ180以上あるとバロンチェア小さいよねー
— たま(🐓) (@g_tmn) November 10, 2019
いまバロンってチェアつかってるんだけど、、どうも座面が小さいんだよな。 色はアストンマーティンみたいで気に入ってるんだけど。 pic.twitter.com/itUtzE1SON
— kanchi++ (@kanchi_mgc) February 23, 2023
座面の奥行きや幅がややコンパクトなため、高身長の人からはサイズ感が合わないとの不満が見られます。
肩や太ももまわりに余裕がないと感じるケースも。特に、別ブランドのオフィスチェアで幅広の座面に慣れてしまっている方は要注意です。
バロンチェアじゃなくてアーロンチェアを買っときゃ良かったなと今更後悔
— tag51 (@taaag51) April 25, 2024
使用感やサポート力が自分の期待とズレていたことから、他モデル(アーロンチェアやシルフィーなど)を選べばよかったという声も少なくありません。
せっかく高い値段を出すならこっちがよかった・・・と感じることもあるでしょう。事前の比較や試座の重要性がうかがえます。
家のバロンチェア、ハイバックにしとけばよかったなぁとちょっと後悔してる。肩甲骨辺りにフレームが当たって痛い
— Ryo Nakae (@ryo_dg) February 8, 2015
こちらの方は、バロンチェアそのものを酷評してはいないものの、ハイバックを選んでおけばよかったと述べています。
体格が合わないとフレームが当たり、不快感を覚えることもあるようです。
デスク用にはバロンチェア使ってるけど正直値段の割りに微妙、後悔してるけど気づかないようにしてる
— わの (@wanoty) November 14, 2010
バロンチェアは10万円以上の価格帯に位置する高機能チェアですが、そのぶん期待値も自然と高くなりがちです。
しかし実際に使ってみると、「座面が硬い」「思ったより疲れる」「自分にはフィットしなかった」と感じることもあり、価格に見合う満足感を得られなかったという声も見られます。
とくに、試座をせずに購入した場合や、サイズやオプションの選び方を間違えると、「この値段を出すなら他の椅子にすればよかった」と後悔しやすくなります。コストパフォーマンスまでしっかりと考えた上で、購入を検討する必要があるでしょう。
座り心地の良い椅子、寝心地の良い寝具、履き心地の良い靴があれば、生活の満足度が向上すると思います。私が使っているのは、オカムラのバロンチェア、マニフレックスの布団、ニューバランス996です。値は張りますが長持ちするのでどれもおすすめです。
— 影武者 (@kgmsedf) October 8, 2023
とりあえず、イスに関してはゲーミングチェアよりオフィスチェアを買おうという事で結論が出た 決め手はやはり耐久度と保証 長く使うものだししっかりした作りの方が安心できる
オカムラのバロンとかいいよね 高いから今すぐには買えそうにないけど…… — ねるらぼ (@n_elra) July 14, 2018
バロンチェアは、堅牢なフレーム構造と品質の高い素材が特徴。実際に「長持ちする」と耐久性の高さに満足している声が多く見られます。
長期的に使えることを前提とすれば、価格にも納得感が出てくるでしょう。
ニトリのワークチェアとオカムラのバロンチェア、サイズは、ほぼ同じ46cm、45.5cm。でも座り心地は雲泥の差。あんなに酷かった仙骨痛も腰痛も ふくらはぎのむくみも遠い昔の話。身体が壊れる前にイスを変えて良かった。😊。足腰🦵🦵大事。#オカムラ#バロン pic.twitter.com/4dyvLuP8rh
— 西ちゃん@中津川ブロガー (@saikou24chan) December 9, 2020
自宅の作業環境を整えてから肩凝り・腰痛がかなり改善した😌
これまではダイニングでノートPCのみでやってたけど以下を導入 ・折りたたみ作業デスク ・オカムラのバロンチェア ・PCを高めの位置にする台 ・ノートPCと同じ外付けキーボード ・ワイヤレスマウス 椅子はめちゃめちゃ高かったけど大満足 pic.twitter.com/XRGtCPewud — ナカガワ🏓アイデアで卓球をもっと身近に。 (@massa_Rallys) April 9, 2020
体に合っている方からは「腰痛が改善した」といったポジティブなレビューも多数見受けられています。
単に座った瞬間の心地よさだけでなく、長期間の使用を通じて姿勢の安定や腰への負担軽減を実感している人が多いようです。
特に、背もたれのしなりやランバーサポートの効果がうまくフィットした場合、自然と正しい姿勢を保ちやすくなるという声が見られます。
バロンチェア自体は一生使えるんじゃないかってくらいの最高の椅子だと思うけど、肘掛けの耐久性だけが難
— T2 (@M8I2) June 2, 2023
作業用によい椅子が欲しいけど高いのは無理なので中古のバロンチェア買ったら、肘掛けに体重かけたとたんボロボロに。よく見たらひび割れだらけ。2013年製で肘掛けの耐久は5年程度らしいのでここだけ買い換え前提で買わないとダメっぽいね pic.twitter.com/JhQARkWMC8
— LuowLLbl (@LuowLLbl) February 22, 2022
耐久性が高く評価される一方で、肘掛け部分については「ぐらつきや破損があった」という声も一部に見られます。特に調整機能を頻繁に使う場合、構造上の可動部に負荷がかかりやすく、徐々にガタつきを感じるケースもあるようです。
このため、使用時には丁寧に扱うことが前提となりますし、とくに中古品を購入する場合には、肘掛けの状態をしっかり確認することが重要です。調整機能の動きや固定の安定性など、細かい部分までチェックしておくと、後から「失敗した」と感じるリスクを減らせます。
▶︎ 全て整備済み品オフィスアイデアの中古バロンチェアをチェック口コミやレビューを見てわかる通り、バロンチェアで「満足した」「後悔した」という評価は、人それぞれ。その違いを生む最大の要因は、椅子が使用者の体格や作業スタイルに合っているかどうかです。
では実際に、バロンチェアはどんな人にフィットしやすく、どんな人には合いにくいのでしょうか?合う人・合わない人の特徴をそれぞれまとめました。
バロンチェアは、背中をしっかり支える構造と反発力のあるメッシュ素材が特徴。そのため「しっかりめのサポートが欲しい」「メッシュの快適さを重視したい」といったニーズを持つ人に向いています。
また、オフィスチェアの中ではややコンパクトな設計であるため、シャープなデザインや小さめサイズをお求めの方に適していると言えます。
一方でゲーミングチェアのようにふかふかしたクッション性が欲しい方や、体格が大きく広めの座面を求めるような方には、バロンチェアは合わない可能性があります。
バロンチェアを検討されているなら、同じく高価格帯で人気のある「オカムラ シルフィー」や「ハーマンミラー アーロンチェア」と比較してみることをおすすめします。
たとえばシルフィーは、座面にクッション素材を採用しており、ふかふかとした座り心地を体感できます。さらに、前傾姿勢をサポートする前傾チルト機能があるため、ノートパソコン作業やライティングなど、前かがみになりがちな作業に適しています。
一方で、背もたれのテンションがやや弱めという声もあり、「背中の支えが物足りない」と感じる人も。またヘッドレストに関しても、好みによって評価が分かれやすいポイントです。
▶︎ シルフィー購入前に知っておきたいポイントはこちら
アーロンチェアは、前傾・後傾どちらの姿勢にも対応可能な多機能チェアです。細やかな調整機能に加え、通気性の高いメッシュ素材や、タイムレスなデザイン性から、長年にわたって世界中で支持されています。
ただし、座面のフィーリングやフィット感にクセがあるため、体格や好みによっては「合わなかった」と感じるケースもあります。ブランドや見た目だけで決めると、実際の使用感とのギャップで後悔する可能性もあるでしょう。
▶︎ アーロンチェアを買う時の失敗・注意ポイントはこちら
もちろん、バロンチェアを含めたこれらのチェアはいずれもハイスペックで、信頼性には大きな差はありません。
ただし、「座り心地」「調整機能」「姿勢との相性」など、実際の使用感には個人差が大きく出るのが事実です。
そのため、見た目やブランド名だけで判断するのではなく、自分の作業スタイル・体格・疲れやすさに合っているかを軸に比較することが大切です。後悔しないためにも、可能であれば事前に試座やモデル比較を行いましょう。
バロンチェアを迷っているなら、中古品の購入を選択肢に入れるのもありです。
中古であれば、価格を抑えながらバロンチェアの座り心地を試すことができ、万が一合わなかった場合のダメージも小さくて済みます。
さらに中古購入を検討している方は、他のチェアでの「失敗例」も知っておくと参考になります。
▶︎ 中古オフィスチェアで後悔しないための注意点まとめ
バロンチェアの中古購入を検討中の方は、【オフィスアイデア】をぜひチェックしてみてください。
オフィスアイデアではバロンチェアの中古品を多数取り扱っており、カラーやヘッドレストの有無、仕様の違いなど、ニーズに応じた豊富なバリエーションから選ぶことができます。
またオフィスアイデアで取り扱う中古オフィスチェアは、全て整備済み品。分解洗浄や細部の検品が徹底されているため、状態の良い商品を安心して選べます。
また、メーカー保証が付かない中古品であっても、初期不良時の返品・交換対応が用意されているため、ネット購入が初めての方でも不安なく利用できます。
バロンチェアは高機能で評価の高いチェアですが、体格や作業スタイルに合わないと「疲れる」「後悔した」と感じることもあります。
特にサイズ感がややコンパクトな点や、モデル・オプションの違いによる座り心地の差には注意が必要です。購入前には、自分の姿勢や体型との相性、必要な機能が揃っているかをしっかり確認しておきましょう。
また中古品を選ぶ場合は、信頼のおけるショップ選びも重要なポイントになります。
口コミなども参考にしながら、後悔のないチェア選びをしてみてください。
後悔しない椅子選びをしたい方へ
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