在宅ワークや長時間のデスクワークを快適にするために、高性能なオフィスチェアを検討する方が増えています。その中でも注目を集めているのが、オカムラ製の高級チェア「コンテッサセコンダ(Contessa Ⅱ)」です。
信頼性の高い設計と丁寧なものづくりで、多くのビジネスパーソンや在宅ワーカーに支持されています。
しかし中には購入後に「思っていたのと違った」と感じる方もいらっしゃいます。
本記事では、コンテッサセコンダを購入して後悔する理由や、逆に満足している人の声をもとに、後悔しないための選び方について解説していきます。
コンテッサセコンダ(Contessa Ⅱ)は、オフィス家具の老舗ブランド「オカムラ」が手がける高機能オフィスチェアです。
もともとオカムラには2002年に発表された「コンテッサ」というハイエンドモデルのオフィスチェアがありました。その後継として、デザイン性と機能性をさらに進化させ、2017年にリニューアル発売となったモデルがコンテッサセコンダになります。
コンテッサセコンダは優れた強度と耐久度をもつオフィスチェアであり、米国の厳格な品質基準である「ANSI/BIFMA X5.1-2017認証」も取得しています。身体をしっかりと支える構造で、在宅ワーカーから長時間のデスクワークを行うビジネスパーソンまで、幅広い層に選ばれています。
特に“後傾姿勢”での作業スタイルに適しており、ゆったりと腰を預けられる安心感が人気の秘訣になっています。またヘッドレストやランバーサポートをオプションで追加することも可能で、腰や首への負担軽減に期待ができるつくりです。
価格は20万円前後と高めですが、それに見合う快適性と信頼性を兼ね備えた一脚です。
背面 | 素材:メッシュタイプ/革張りタイプ/サーキュラーモデル |
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座面 | 素材:メッシュ/クッション/革 上下調整:42~52cm 前後調整:5cmスライド |
チェアタイプ | 5本脚/5本脚ハイチェア/4本脚オートリターン/4本脚キャスター付き/カンチレバー脚 |
カラー | フレーム:ポリッシュ/シルバー/ブラック ボディ:ホワイト/グレー/ブラック※サーキュラーモデルはブラックのみ |
アームタイプ | アジャストアーム/デザインアーム ※スマートオペレーション:リクライニングおよび椅子の高さを調整するボタン付き |
オプション |
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リクライニング | 最大116°、固さ調整4段階 ※アンクルチルトリクライニング:くるぶしを中心に背もたれと座面が連動してリクライニングする機能つき |
コンテッサセコンダでは、座面の高さや奥行き調整はもちろん、リクライニングの固定・強弱設定などを細かく調整可能です。
さらに、背もたれや座面の素材も複数のタイプから選べます。たとえば通気性に優れた「メッシュタイプ」は蒸れにくく、長時間の作業でも快適。一方で柔らかな座り心地を求める人には「クッションタイプ」も用意されており、好みや使用環境に合わせて選択できます。
またリクライニングや座面昇降を肘掛け部分のレバー操作で行えるのが特徴で、姿勢を大きく変えることなくスムーズに調整できるのも快適性を高めているポイントです。
コンテッサとセコンダの違い
・フレームが細くなり、デザインが良くなっている。 ・クッションの硬さに傾斜がついた。前方が柔らかく、後方が硬い。 ・長時間座った時、太もも裏の痛み対策で改良 ・前述の理由でメッシュが2割、クッションが7~8割 ・価格は同一なのでセコンダオススメ — タタ吉(Татавич) (@tatatrade) April 1, 2017
コンテッサセコンダは、初代コンテッサの魅力を受け継ぎつつ、より現代のワークスタイルに合った仕様へと進化しています。
まずデザイン面では、背面フレームがよりスリムになり、見た目のシャープさが向上。高級感あふれるようなカラーと素材が採用され、オフィスにも自宅にもなじみやすい、スタイリッシュで洗練されたデザインになっています。
また機能面では座面のクッション構造が見直され、前方は柔らかく、後方はしっかりとした硬さに調整されています。これにより太もも裏の圧迫感が減り、長時間の着座でも疲れにくいような設計にアップデートされています。
さらに耐荷重も従来モデルより約1.2倍に向上しています。海外ユーザーや大柄な体格の方の使用も想定された設計となっており、より多くの人に対応できるチェアへと進化しています。
進化した高級チェアとして人気を集めるコンテッサセコンダですが、必ずしも全員にとって理想的なオフィスチェアというわけではありません。
実際に購入した人の中には、「期待していたほどではなかった」「自分の使い方には合わなかった」と感じている声も見られます。
唐突に思い出したけど、オカムラのコンテッサセコンダは「身長180以上の人」は買うべきじゃない 背中の部分が合わなくて、ヘッドレストと肩がぶつかってしまうから体に合わない
— tenryu (@TR_20200502) October 27, 2022
コンテッサセコンダ 狭い
というか気づいたんだけど、日本の椅子って座面の『奥行き』めっちゃ短い — 虫交 (@mzc_2nd) July 28, 2025
コンテッサセコンダは日本のブランドであり、ハーマンミラーなどの海外ブランドのチェアに比べ、やや小さめの設計になっています。そのため、体格の大きい方にとっては「肩がぶつかってしまう」「狭い」と感じられてしまうケースがあります。
これは製品自体の良し悪しというよりも、あくまで“体格との相性”によるものです。
椅子は見た目やスペックだけでなく、実際に座ってみたときのフィーリングが非常に重要です。サイズ感の受け取り方は人それぞれ異なるため、購入を検討する際は、可能であればショールームや実店舗での試座をおすすめします。
コンテッサ セコンダ 長期間座った椅子がこれしかないから強くは言えないけど 次椅子を買う時リピートはないなって感じ
・座高できるだけ低くできるやつ ・前傾姿勢に適したやつ ・できるだけ深く倒れ込めるやつ 次椅子を買うときはこの3つを徹底しようと思う — すぱちゃ (@suzuka0720) October 2, 2019
オフィスチェアの中には、前傾姿勢向きのタイプ、後傾姿勢向きのタイプが存在します。コンテッサセコンダは後傾姿勢に向いたチェアであり、前傾リクライニング機能は搭載されていません。
そのため、書き仕事やタイピングなどで体を前に倒す時間が長い方にとっては、座りづらいと感じるケースがあります。前傾リクライニング機能を求める方は、ハーマンミラーのアーロンチェアや、オカムラのシルフィーなどが選択肢となるでしょう。
オカムラの一番高いイス(コンテッサセコンダ)を使ってるけど正直座り心地良くない。人によるんだろうが、背面メッシュ地の真後のランバーサポートが硬いプラスチック製で、腰痛くなるしメッシュも痛む。 ハーマンミラー値下げしとるけど、試座(出来れば月単位のお試し)せずに買うと後悔するで
— もしづ✪ (@mosiz_su) January 9, 2025
コンテッサセコンダのランバーサポート(腰部を支えるパーツ)は、やや硬めの素材で作られています。そのため「プラスチックの圧迫感が気になる」「腰に当たって痛い」といった声もあります。
特に薄手の服装で長時間座っていると、ランバーサポートの当たり方がダイレクトに伝わるため、個人の体型や感度によっては快適さを損なう要因になる可能性があります。
逆にコンテッサセコンダは部屋にあるとでけーなと気になる
— 𝗺𝗮𝗿𝘂𝘄𝗮𝗿𝗲 (@maruware) March 20, 2023
コンテッサセコンダはハイバックの背もたれとしっかりした脚部構造のオフィスチェアであり、存在感がある見た目になっています。そのため、設置スペースが限られた書斎やワンルームなどでは「部屋が狭く感じる」「圧迫感がある」と感じるケースもあるでしょう。
特に、広々としたショールームで見たときと、実際に自宅の限られたスペースに設置したときとでは印象が大きく異なることもあるため注意が必要です。
さらに、サイズ感だけでなく部屋のインテリアとの調和や色味の相性なども、購入前にしっかり確認しておきたいポイントです。
コンテッサセコンダの座面メッシュにしたのチョイと失敗だったかも…(´・ω・`)
メッシュ自体は良いんだが、 尻でかかったり脚太い人には、メッシュ下のフレーム(硬いところ)に当たって痛いので1時間ももたなそげ 楽に座りたい為の椅子でこれは辛いので金かかるけどクッションに換装すると思う。 — ゆうたろう。 (@Yutaro_0528) March 3, 2021
コンテッサセコンダには、上記で紹介したように座面の素材や脚部の形状など、複数のバリエーションが用意されています。選択肢が豊富なぶん、購入時に自分の体格や使用環境に合った仕様をしっかり見極めることが重要です。
たとえば、通気性を重視してメッシュタイプを選んだものの、「硬さが気になる」「太ももが痛くなる」といった理由で「やっぱりクッションにすればよかった…」と後悔するケースも見受けられています。
後悔の声以上に、満足したという声が多いのがコンテッサセコンダの特徴です。
ここからは、コンテッサセコンダにどのようなメリットがあるか、実際の声を参考にしながら紹介していきます。
コンテッサセコンダ。すんげぇお高い買い物だったけど、腰痛持ちには最高の椅子だと思う。寧ろ腰痛いときに座ると楽になる。もちろんカスタムしましたぜ。密林とかでタイムセールに出てたりするけど、キャスターは絶対ウレタンじゃないと床的に厳しいのでな! #買ってよかったもの2020 pic.twitter.com/Fme7tBmq3n
— いちごとうふ (@a15102) December 27, 2020
コンテッサセコンダを導入してから「腰痛が軽減された」「座っていた方がむしろ楽になった」といった声は非常に多いです。特に長時間座ることの多いオフィスワーカーや在宅ワーカーから高い評価を得ています。
背もたれがしっかりと腰を支えてくれる構造になっており、座る姿勢が自然と整うため、無理な体勢になりにくいのがメリットです。さらに、オプションでランバーサポートを追加すれば、腰へのフィット感も向上するでしょう。
高価な買い物ではありますが、体への負担を軽減できるという意味で“自己投資として正解だった”と感じているユーザーも多いです。
椅子いろいろ試座。 パッと目に入ったエルゴのタブレットスタンド付き椅子ええな~と座ったけどなんかメッシュ硬めな印象…
コンテッサセコンダの肘掛けでリクライニングと座面高さ変えれるのスゲー楽でイイ…そりゃみんな買うわね… ただ1番座りたかったバロンが無かったからまだ試座の旅は続く。 pic.twitter.com/tizZE7RFLM — 名なす@DJ5とZRR85 (@imonus747) March 19, 2022
平日しかやってないオカムラのショールームこんな時じゃないと行けないから行ってきた。 チェアの試座目的だったけど、期待しすぎてたのか抜群に座り心地良い!ってものはなかった。でもコンテッサセコンダの肘掛け部分で高さともたれ固定ができるのは神だった。全ての椅子同じ機能持って欲しい
— ふーりん🦦ラッコに夢中 (@fuulyn) May 2, 2018
コンテッサセコンダの大きな特徴のひとつが、肘掛け部分に搭載された調整レバーです。座面の高さやリクライニングの角度を、肘位置のレバーで直感的に操作できるため、作業中にわざわざ姿勢を崩す必要がありません。
この操作性の高さは、特に集中して作業したいときや姿勢を頻繁に変えるユーザーにとって大きなメリットと言えるでしょう。レバーの動きもスムーズで、操作時のストレスが少ない点も好評です。
椅子は大切ですよねー。ただ僕はアーロンとかエンボディの海外の人基準の椅子よりも、日本製のコンテッサセコンダとかのほうが断然いい派w というか海外製のは座りづらい。日本人からすると横幅が大きすぎてアーム届かんし、ヘッドレストもないのは結構たるい https://t.co/Cs9hH8ZhV7
— 風倉@セールス的創作論 (@kazakura_22) December 11, 2021
高いですけどオカムラのコンテッサ セコンダ(Contessa Ⅱ)が日本製の中で最上位、お上品で日本人に合ってて最高ですわ!コスパならエルゴヒューマン、オカムラのシルフィーもオススメでしてよ~!
— 神楽 (@kagura5888) June 9, 2022
海外製のオフィスチェアは欧米人の体格に合わせて作られているため、体に合わず違和感を覚えるという声も少なくありません。その点、コンテッサセコンダは日本ブランドならではの設計で、平均的な日本人の体型にしっかりフィットしやすいのが強みです。
特に、過去に海外製チェアで「サイズが合わなかった」「フィット感に欠けた」と感じた方からは、コンテッサセコンダに乗り換えて快適さを実感したという声も見られます。
過度な大きさがなく、身体に余計な負担をかけずに座れることが、快適性と満足度の高さにつながっています。
コンテッサセコンダは日本人の体格を基準に設計されていますが、中に合わない人もいます。特に身長が高い方や体格が大きい方には合わない方もいる為、注意しましょう。
肩やヘッドレストの位置が合わないと、むしろ疲れてしまう原因にもなりかねません。必ず自分の体格とのフィット感を確認しましょう。
後傾姿勢向けに設計されたチェアなので、前傾での作業が多い人には不向きな場合もあります。
自身の作業スタイルに対して、リクライニング機能や姿勢サポートが合っているかを改めて確認しましょう。
コンテッサセコンダは座面の素材をメッシュやクッションなどの種類から選べます。通気性を重視するか、柔らかさを優先するか、自分の好みと用途を明確にしたうえで選ぶようにしましょう。
体型によってはメッシュの縁が当たって痛みを感じるケースもあるため要注意です。
高級オフィスチェアはコンテッサセコンダだけではありません。高いお金を払うなら、アーロンチェア、オカムラシルフィー、エルゴヒューマンなども選択肢に挙がります。
同価格帯で比較されやすいチェアとスペック・デザイン・座り心地を比較しておくと、納得感のある選択がしやすくなります。「自分にとって本当にベストな一脚か?」を他製品と照らし合わせながら判断するのがおすすめです。
新品では予算オーバーという場合は、中古という選択肢もあります。中古品なら、新品よりも安くコンテッサセコンダを探せるため、迷っている場合でもお試し感覚で気軽に購入しやすいです。
ただし中古品といっても、状態にはかなりの差があります。ほぼ未使用に近い美品もあれば、長年使われてヘタリや傷が目立つものまで様々です。
中古品で後悔しないためには、できるだけ綺麗な状態のものを探すように心がけましょう。特にリクライニング機能やキャスターの動き、座面の張り具合などは、使用感が出やすい部分なので要チェックです。
▶︎ 整備済み中古品を取り扱うオフィスアイデアの商品ページはこちら中古でコンテッサセコンダを検討しているなら、整備済みの高品質リユースチェアを多数取り扱う【オフィスアイデア】の利用がおすすめです。
専門業者ならではの丁寧なメンテナンスが施されており、分解洗浄や細部の検品を徹底したうえで出荷されるため、安心して中古品を購入できます。商品ページには状態ランクや仕様も詳しく記載されており、オプションの有無なども一目で確認可能。初めて中古チェアを購入する人でも納得のいく選び方ができるでしょう。
▶︎ 中古コンテッサを探すならオフィスアイデアの商品一覧へA:座面メッシュの硬さが合わない、ヘッドレストの角度調整ができず首に合わない、小柄でサイズ感に違和感がある、前傾作業が多く後傾寄りの設計と相性が悪い、といったケースで後悔しやすい傾向があります。
A:クッション座面の仕様を選ぶ、薄手クッションやジェルクッションを併用する、座面前後スライドと昇降で太もも裏の当たりを最適化する、といった方法で負担を軽減できます。
A:小型ヘッドレストは前後移動や首振りができ調整幅が広めです。大型ヘッドレストは基本固定で角度調整ができないため、合わない体格だと違和感の原因になります。実機で首当たりを確認して選ぶのが安全です。
A:コンテッサ セコンダは後傾寄りの設計で、前傾リクライニング機能は想定されていません。書き仕事やタイピングで前傾が多いなら、前傾サポートのある他モデルも比較検討すると後悔を避けやすくなります。
A:可能なら試座し、肩幅・座面奥行き・ヘッドレスト位置を実測で確認しましょう。自宅の設置寸法も採寸し、圧迫感をシミュレーション。リクライニング初動の“遊び”や戻り感も実機操作でチェックするとミスマッチを防げます。
特に「国産ブランドで体格にフィットするチェアが欲しい」「高額でも操作性や機能にこだわりたい」といった方には、有力な選択肢の一つとなるでしょう。
もちろん人によって合う・合わないがあるため、慎重に選ぶことも大切です。性能や座り心地をよく知らずに決めてしまうと、後悔する原因になることがあります。
迷っている人は中古品のコンテッサセコンダを狙ってみるのもおすすめです。オフィスアイデアでも、コンテッサセコンダの在庫を用意しているので、ぜひチェックしてみてください。